夏のカケラ

本当に試合に成るのか、不安だった。

人数こそ変わらないが、僕らはやはり良く鍛えられている。

試合前に円陣を組む。


「よし！春の選抜に出る為の足掛かりになる一戦だ！良いか、気を抜かず勝つぞ！」


僕が叫ぶと、みんなの顔が自信に満ち溢れている。


よし、良い感じだ。


試合が始まり、後攻の僕らは守備につく。

先発のケンがマウンドに上がり、リラックスした感じにロジンを触っていた。

結構コイツも慣れて来た・・・！

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