夏のカケラ
毎日、ピッチングマシンであれくらいの球を打ち込んでいる。

恐らく、鬼塚はあの球を間近で見たいのだろう。

この親父は少しおかしいのだ。

自分のチームのプラスに成る事に貪欲なのだ。


気持ちは・・・分かるがな・・・

桜川は思わず笑ってしまった・・・・

・・・・

・・・・







試合開始の挨拶が終わり、先攻の僕らは攻撃の準備に入った。

生野学園はエースの伊丹がマウンドに上がった。

「ジュン!」

僕は一番のジュンを呼んだ。

「はい」

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