夏のカケラ
僕も単純にそう思った。


だが、この時点で僕は冷静では無かったかもしれない。

続く、カズもセカンド真正面、三番の宇野もレフトの真正面に打たされて僕らの攻撃は終わった。


僕は違和感を覚えたが、気が付く事が出来なかった。

「ま、相手は名門だ。三振しなかっただけでも、良しとしようぜ!」

そう言ってアキラがグローブを持って守備につく。


そうだな・・・

まだ始まったばかりだ。この調子で行けば、いつかヒットが出るさ・・・!

そう思い守備についた。








だが・・・



僕らの悪夢は、



始まったばかりであった・・・・





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