夏のカケラ
だから、三馬鹿トリオは辞めろって!

僕らが振り向くと、そこにはクラスの女子が何人かいた。

クラスの女子と言う事は、もちろんマイもそして、坂口もいた。


「あら?三馬鹿さん達はどうしたの?」

マイが若干酔っ払っている。

その呼び方は、とにかく辞めろ。


「一ノ瀬、久しぶり!」


その声に振り向くと、坂口が立っている。

「おう、久しぶりだな」

坂口も少し酔っ払っていた。

高校生があんまり酒飲むなよ。

アキラが沢田達と話している。

「おい!ヒロー!」

気がつくとアキラが僕を呼んでいた。



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