夏のカケラ
「七瀬、お疲れ!」


アキラがキラリとした笑顔で言う。


「お疲れ二谷!三井も突き指大丈夫?」

「ああ、平気、平気!」


僕の番だ。


マイは案の定、スルーして女子更衣室に向かった。


ハハハ!相変わらず嫌われてるぜ!





・・・そう、僕の不満はマイがまたもやマネージャーに成った事だ。


だけど、この不満は僕だけであった。


「いやぁ、七瀬カワイイよな!」

「ああ、感じも良いしな」

「笑顔がカワイイんスよね!」


先輩達やアキラとカズが騒いでる。


バーカ、騙されてるぞ、お前ら。


アイツは悪魔なんですよ、皆さん!
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