夏のカケラ
マイの僕以外の人気の高さは異常だ。


僕がそう思っていると、キャプテンの鎌田さんが僕らに言った。


「おーし、明日は部活休みだしみんなで飯でも食いに行くか!」

「行こうぜ!」

「良いっスね!」

「奢りっスか?」


そう騒ぎながら僕らみんなは、駅の近くの居酒屋に向かった。


あの当時は制服姿で入っても黙認してくれる所が多かった。





僕らは、みんなで騒いだ。


人数も少ないから本当に仲が良い。


僕は慣れない酒を飲んで、すっかり酔っ払っていた。


「飲んでる、一ノ瀬?」


二年生のマネージャーの柴原さんが隣に座った。


「あ、はい・・・でも、酔っ払って来ました」
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