夏のカケラ
マイはヒロを微笑みながら見た。


マイは今、楽しい。

毎日、毎日、遅くまで練習をして、その後も特訓に行く・・・


遊ぶ暇も無いが充実していた。

周りの友達は、それで良いの?って聞いて来るが、マイは楽しかった。


野球が好きだし、何よりもみんなが頑張っているのをサポートする事が楽しい。


でも・・・


確かに、これで良いの?と思う時も有る・・・


マイ自身もよく分からなかったのだ・・・





授業が終わった休み時間に、マイは沢田由美子から声を掛けられた。

「マイ〜今日、暇?」

「部活で〜す」

マイが笑いながら答える。

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