夏のカケラ
地味・・・って。


まあ、確かにね・・・




その後、飲み会は更に盛り上がり結局、家に帰ったのは夜中であった・・・・

・・・・

・・・・




翌日の日曜日。野球部の練習は休みであった。


ウチの顧問は休日出勤が嫌いらしい。


僕は昼前に起きて、部屋でボーッとしていた。


暇なので、ビデオ屋に行って映画でも借りようと外に出た。


玄関先で自転車の鍵を開けていると、後ろから声を掛けられた。


「どこ行くの?」


振り返らなくても誰か分かる。


僕の天敵だ。


「どこでも良いだろ」


そう言うと、マイを無視して自転車に乗った。


だが、マイは僕の前に立ち塞がる。


「何だよ!」
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