夏のカケラ
「ムネオは納得済みだ。良いか、お前ら二人でウチのエースだ!先発はムネオで後半はケンが投げる。ウチは二枚看板で行く、分かったな!」


「はい!!」


ケンとムネオが声を揃えて返事をした。

二人に1番と7番の背番号を渡す。


「クロ!」

ヒロが黒田を呼ぶと、

「おう!」

そう言って、黒田が立ち上がる。


「お前が、2番を付けろ!」

「え?」


「俺はキャプテン番号の10番を付ける。お前がキャッチャーだけじゃ無く、他の守備位置の練習をしているのを知ってる!だから、お前にはスーパーサブとして頑張ってもらう。頼んだぞ!」


「おう!」

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