夏のカケラ
「次、ファースト、アキラ!」

「ウッス!」


二谷が元気よく立ち上がる。


「頼んだぞ!ウチの主砲だからな!」


「了解!」


アキラに背番号3を渡す。


「次、セカンド!」

ヒロはみんなを見渡し、そして一際赤い髪の毛を見る。


「戸坂!」


ヒロが名前を呼ぶと、戸坂がびっくりした様に、ヒロの顔を見た。


「お前はセカンドを頼む!」


「え・・・俺がレギュラー・・・っすか・・?」


「ああ、お前はよく頑張った!胸を張って背番号を付けろ!」


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