夏のカケラ
「・・最近、野球部以外の運動部が変わって来た・・・」


八田が呟いた。

桜川も頷く。


分かる・・・

他の運動部も遅くまで練習する様に成っている。


それに・・・


他の運動部は野球部の事を笑う奴はいない・・・


逆に羨ましそうに見ている。

八田が煙りを吐き出しながら、笑顔に成った。


「・・・感謝しているよ・・・桜川・・・!」

八田の言葉に桜川は首を振る。


俺じゃない・・・


アイツらだ・・・!


アイツらのひたむきさが・・・他にも伝わるんだ・・・


桜川は笑った。


ホントに・・・奴らは・・・!

< 508 / 715 >

この作品をシェア

pagetop