夏のカケラ
四回戦。


対戦相手は、名門高校の鹿島実業である。

ここまで来ると、相手は名門ばかりだ。


鹿島実業は打撃の鹿島と言われる位、打ちまくる学校だ。

相手は僕らを投手と守備力で勝ち上がって来たと思っている。


まあ・・・


間違いでは無い・・・


でもね・・・


僕らは・・・毎日・・・


その凄い投手と守備に対して・・・


打撃練習をしてるんだよ・・・!



カーン!!



金属音が球場に響く。


観客席が湧く。

打ったカズが二塁に滑り込んだ。


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