夏のカケラ
そうだな・・・カズ・・・


確かに・・・張り切るよ!!


カーンと言う金属音が鳴る。

僕は打った瞬間に確信した当たりであった。


ボールは、レフトの冊を越えて芝生の上にバウンドする。

審判が腕をグルグル回していた。


その瞬間、観客席から大歓声が沸き起こった。


僕に取って、この大会初のホームランであった。


マイが手を叩いて喜んでいた・・・






結果は10対5で僕らが勝った。

・・・・

・・・・




一ノ瀬友和は久しぶりに仕事が早く終わり、まだ明るい内に自宅が有る駅へと到着した。

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