夏のカケラ
相手チームの応援も凄いが、東和台の応援も凄い。

「あ、一ノ瀬さん!七瀬さん!」

その声に振り向くと、整った顔の女性が声を掛けて来た。

「あ、二谷さん」

貴子とマイの母親がが挨拶をする。

ヒロの友達の二谷の母親であった。

「あら、今日はご主人も?」

二谷の母親が話し掛けて来たので友和は挨拶をした。


見ると、かなりの親達が見に来ている。

「いつもこんなに多いの?」

友和はマイの父親で有る、裕二に尋ねた。

「段々と増えて来たなぁ、友さんだけだぜ一度も来てないのは」

裕二は呆れた様に言う。


「ヨオ、お揃いで!」

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