夏のカケラ
僕らは着替え終わり、ゆっくりグランドに向かった。


通路に僕らのスパイクの音が響く。


僕らの胸は更に高鳴って来た。


外の明かりが、段々と大きく成りグランドに出ると、まばゆい光が僕らを射した・・・・





スタンドには、ぎっしりと人が入っている。


僕らが出て来た時、僕らの応援席から声が上がった。


全校生徒が見に来ている。


商店街の人達が旗を振っていた。


「すげー人だな・・・」


アキラの呟きに、みんなが頷いた。


「おい、お前ら!」


聞き覚えが有る声が聞こえる。


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