夏のカケラ
だから、僕もクロも安心していた。


同じポジションでどちらかが上手いと面倒くさい。


ま・・・情けない話だが・・・




「よっしゃー!!革命だ!」


僕が叫ぶと、

「わあー!!最悪ー!」

みんなが叫びながら倒れ込んだ。


「ハハハ!ここで、これを切る・・・おい、アキラ、お前『5』を一枚持ってるだろ、早く切れよ」


僕がそう言うと、アキラは不思議そうな顔をした。


「え・・・あ、ああ・・」


アキラが5を切ると、僕は続けてカードを切り、


「よし!これで六連勝!」

「うわ!また負けた!」


タケルが寝転がった。
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