夏のカケラ
チェンジに成っても歓声は収まらなかった。

近藤は抱き合って喜ぶ、高田と水谷を見ながら笑った。


「6対3か・・・」

「後、3回で3点・・・」

「いや、4点だ」

近藤の言葉を山本が否定した。

「・・・だな」


見えて来た・・・


さっきまでの雰囲気と全く違う。


近藤はヒロを見つめた・・・


最初は全くダメな奴・・・そう思っていたのだ・・・


でも・・・


いつの間にか、アイツを中心に野球部は回り出した・・・


そして・・・


ここまで来たんだ・・・


近藤の胸が熱く成っていた。


くそ・・・!



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