夏のカケラ
みんながケンを見た。
ケンは真っすぐヒロを見つめている。
ヒロは頷き、そして言った。
「ケン、頼むぞ!」
「はい!」
ヒロが交代を告げに行く。
ケンはムネオを見た。
「済まなかった・・・俺が不甲斐無いばかりに・・・」
ケンはムネオに呟く。
ムネオはニコッと笑い、
「頼むぞ!エース!」
そう言ってボールをケンのグローブに入れた。
ムネオの指先には、血が滲んでいる。
ケンはムネオに力強く頷いた。
『東和台高校、選手の交代をお知らせ致します!ピッチャー角田君に代わり、ピッチャー緒方君!』
ケンは真っすぐヒロを見つめている。
ヒロは頷き、そして言った。
「ケン、頼むぞ!」
「はい!」
ヒロが交代を告げに行く。
ケンはムネオを見た。
「済まなかった・・・俺が不甲斐無いばかりに・・・」
ケンはムネオに呟く。
ムネオはニコッと笑い、
「頼むぞ!エース!」
そう言ってボールをケンのグローブに入れた。
ムネオの指先には、血が滲んでいる。
ケンはムネオに力強く頷いた。
『東和台高校、選手の交代をお知らせ致します!ピッチャー角田君に代わり、ピッチャー緒方君!』