夏のカケラ
そう思いほくそ笑んだ・・・が、


彼は・・・この後とんでも無い間違いに気付く事に成る・・・








僕はしゃがんだ。

バッターは奥野だった。


「・・良いのかよ・・」


奥野が呟いた。


「何が?」


僕はマスク越しに奥野を見た。


「アイツは・・一度死んだ奴だぜ・・・」


奥野はバットを構えながら言う。


僕は軽く笑い、答えた。



「俺達全員・・・何度も死んでるよ・・・!」

・・・・

・・・・

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