夏のカケラ
振り返ると、ムネオ達が現れた。


「あ、久しぶりーみんなー!」


マイは手を振りながら笑った。


「いやあ、探しましたよ」


ジュンが笑いながら声を掛けた。


「マイさん、監督はまだですか?」


真奈美が聞いて来る。


「中で待つって、甲子園の雰囲気を味わいたいそうよ」

「あの人は、本当に甲子園が好きだな」


森が呟く。


「おーい!お待たせー!」


向こうから、二谷と三井がやって来た。


「おせーよ!」


黒田が怒る。


「スマン!さあ入ろうぜ!」


マイ達はゲートをくぐり、バックネット裏に進んだ。



< 705 / 715 >

この作品をシェア

pagetop