夏のカケラ
マイは何も言わずに、ただ黙々とマネージャーの仕事をしている。




゛そんなんで楽しいの?″




ふと、マイに言われた事が頭によぎる。


僕はマイから目を逸らした。


ああ・・・楽しいね・・・


甲子園を目指す野球とは・・・違う楽しさが有るんだよ・・・


僕は空を見上げた。


夏の入道雲が沸き起こっている。


もうすぐ・・・夏の大会が始まる・・・


この大会で三年生達とお別れか・・・


ま、俺の出番は無いな・・・









この時・・・


僕はまだ・・・


気楽な気持ちで考えていた・・・




だが、




この大会を期に、僕の生活は一変することに成る・・・





僕らの伝説は・・・



この時から・・・



始まっていた・・・!





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