全力投球~諦めたくない夢~


やっと放課後だ・・・

一咲も約4日ぶりの部活。
アップだけ一緒で後はピッチングを含めた別メニューで調節するらしい。

「成瀬、お前ずっと一咲見てんな(笑)」

風間におちょくられて、調子が狂う。

「なっ?!
んなことねーよ!!
そーゆうお前だって、一咲のこと気にしてんじゃんかっ!!」

「まーな。」

「・・・もしかしてさ。
気になってたり・・・するのか?」

「まんま返すよ。その言葉・・・」

マジかよ・・・
俺、今日告る予定だぜ?

「成瀬が、気になってたりしてるんなら応援してやるよ。
俺じゃ見向きもしないだろうからな・・・」

そう言って成瀬は、ノックに入った。

そうだったのか。
あいつも一咲のこと・・・

いや、俺は俺だ。

今日の予定は狂わせねー。


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