全力投球~諦めたくない夢~


「おはよ!!」

坂のしたで、少し顔色の悪いカナが手を振ってる。
馬鹿だなー。カナは・・・
どうせ熱中して寝なかったんでしょ。まったく、困ったやつだ。

「はよ!!カナ、ノートになにしたの?」

「内緒だよ!!ミーティングの時みんなに渡すから!!」

大事そうに抱える紙袋の中は、きっとノートが入ってるんだ。
優祈がさりげなく持とうと手をかけたら、カナに拒絶されてる。
すっごくショックを受けてるみたいだけど・・・
カナはウキウキしてる。

優祈も大変な女の子を彼女にしたなー・・・

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