全力投球~諦めたくない夢~
✱創太✱
「待ってください!!監督、俺にはできません!!」
「俺たちは・・・」
気づいたら喋り出してた。
俺の思い、伝えないと・・・河西はいずれ野球部からいなくなる気がして。
今、この勢いで言うしかない!!
「俺たちは、河西に選手を離れてほしくないと思ってるんだ。河西はもしかしたら辛いかもしれないけど、どんな手を使っても・・・お前とベンチに入りたいんだよ・・・主将になってくれ。」
「・・・できない、だろ。俺がベンチに入るくらいなら新入生を入れたほうが「おい。」」
「おい、それ本音か?」
佐野が、しびれをきらせた。
ずんずん河西に近づいて、胸ぐらを掴んだ。
ヤバイ!!
佐野を止めないと、俺がまいた種だっ!!