全力投球~諦めたくない夢~


泣きじゃくる相手。

その前に立って、校歌を歌う。
甲子園にいく代表としての誇りを持って・・・

「一咲ー!!
おめでとっ!!念願の甲子園だよっ!!」

ベンチに帰るなりカナと抱きあう

「やったよっ!!!カナ!!!
っつ・・・・・・」

心臓が・・・
掴まれたみたいに痛い。


「一咲っ?!大丈夫?!」

「おい、どうした?!」

「一咲っ!!!」

返事が出来ないよ・・・

私の体は限界を超えたの?
力が入らないし
目がかすむ

私の異変に気づいたカナが監督を呼んでるのが見えた。

現実を思い出した、そんな目で近づく監督と仲間達、

「一咲!?先生呼ぶから頑張れ!」

創太・・・・・・

ごめん、だめみたい
ちょっと休むね・・・

そこで意識が途絶えた。

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