全力投球~諦めたくない夢~


「それにしてもよかったわー
もー球場で倒れたっていわれたとき時はこっちも心臓止まるかと思ったんだからー・・・」

創太が帰ってから、話始めた先生。

「先生、心配させてごめんなさい」

「いいのよ、甲子園出場できて良かったわね!」

・・・甲子園でるのかな?

「せ、んせっ?グス・・・わたし、甲子園行けない、よね。もうわかってるの。」

涙が出てきた。
ほんと、もう野球できないんだなって思ったら・・・

ぎゅ

先生に抱きしめられた。

「先生?」

「泣かないで?
・・・ちょっとだけ我慢して?」

どういうこと?

「・・・我慢してね」

「はい。」

わからないけど、
この先生は、ここまで野球をさせてくれた。だから言われたとおり我慢してみるよ、

< 414 / 439 >

この作品をシェア

pagetop