全力投球~諦めたくない夢~


階段を駆け上がる

ワーーーー!!!!!

甲子園全体が興奮している
黒い土、選手のスパイクの跡、
全てで甲子園を盛り上げてるみたいだ。
甲子園、こんな広いんだ・・・

あっ!!

「創太っ!!!!!!」

グランドには、エースナンバーを背負った創太。

バックスクリーンは、今が9回裏だと表示されてる。
ワンナウト、ランナー2,3塁・・・
でも、2対3。
リードしてる
ここを抑えれば優勝できるけど・・・

一番高い位置にいた私は、選手に一番近いフェンスまで走った

「ハァハァ・・・っつ創太っ!!!」

気づくはずがないでも
届くように叫ぶ。
今、一番辛い思いをしてるエースに

「創太っ!!!
私、きたよっだから創太も約束守ってよ・・・創太っ!!!」

「っ!創太・・・?」

今、目があった?!
気づいたの?!

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