ダカラ、my girl♥
アロマキャンドルを灯りを頼りに
音のした気がする台所へ。
そー・・と入り、様子を
伺いながら窓に手を掛けた。
ガサガサッ・・
「・・・!」
私も何を思ったかガラッ! と
窓を一気に開け放った。
「あ・・・!」
暗闇に光る、二つの眼・・猫か。
ホッと胸を撫で下ろ・・、
ガタガタタッ、ガタタタッ!
「ひぃッ!」
振り返るとテーブルの上、
私の携帯がブルッて動いてる。
あ、バイブにしたままだったか。
・・ビックリさせやがってぇぇぇ!
文句の1つも言ってやりたかったが
相手が粟国くんなので言えるわけない。
「・・・はい。」
『今、近くのコンビニにいるんだけど
停電でさ、そっちは大丈夫かと思って。』
「うん、こっちも真っ暗なの。」
『・・・・平気?』
「え・・うん・・何とか。
・・・あ? ちょっと待って?」
台所側の隣の家の子供が大声で、
懐中電灯どこ!?って叫んでる。
その声に紛れてドアを叩く音がしたのだ。
「はーい・・! 誰か来たみたい。」
『ダメだよ? 不用意に開けちゃ・・!
もしもし? 古幸さん? もしもしっ?』
粟国くんをてっきり待たしている
つもりだった私は
以前もこんな事があったから、
また隣の人が何か聞きに来たのかと
思って慌てて玄関に向かっていた。
「はーい。」
ガチャ。
門灯も消えて真っ暗・・誰もいない?
「・・あっ・・うム・・!」
平和ボケしている私の油断だった。
せめて覗き穴で最初に
確認すれば良かったものを。
ドアの裏側から突如現れた影は扉を
ガッ、と開け広げ、私の背後に回ると
大きな手で口を塞いだのである・・!
「・・・・!」
体が凍りついた。背中に
ツン・・! と、何か突きつけられて。
( 何が目的・・? )
影の手は後ろから胴体に回り、力づくで
そのまま家の中に下がろうとする。
お金なんか、ウチにない。
よくある・・まさか・・?
「声を出すな」
( 嘘・・・! )
無情にも
ドアがバタン・・と閉められた。
音のした気がする台所へ。
そー・・と入り、様子を
伺いながら窓に手を掛けた。
ガサガサッ・・
「・・・!」
私も何を思ったかガラッ! と
窓を一気に開け放った。
「あ・・・!」
暗闇に光る、二つの眼・・猫か。
ホッと胸を撫で下ろ・・、
ガタガタタッ、ガタタタッ!
「ひぃッ!」
振り返るとテーブルの上、
私の携帯がブルッて動いてる。
あ、バイブにしたままだったか。
・・ビックリさせやがってぇぇぇ!
文句の1つも言ってやりたかったが
相手が粟国くんなので言えるわけない。
「・・・はい。」
『今、近くのコンビニにいるんだけど
停電でさ、そっちは大丈夫かと思って。』
「うん、こっちも真っ暗なの。」
『・・・・平気?』
「え・・うん・・何とか。
・・・あ? ちょっと待って?」
台所側の隣の家の子供が大声で、
懐中電灯どこ!?って叫んでる。
その声に紛れてドアを叩く音がしたのだ。
「はーい・・! 誰か来たみたい。」
『ダメだよ? 不用意に開けちゃ・・!
もしもし? 古幸さん? もしもしっ?』
粟国くんをてっきり待たしている
つもりだった私は
以前もこんな事があったから、
また隣の人が何か聞きに来たのかと
思って慌てて玄関に向かっていた。
「はーい。」
ガチャ。
門灯も消えて真っ暗・・誰もいない?
「・・あっ・・うム・・!」
平和ボケしている私の油断だった。
せめて覗き穴で最初に
確認すれば良かったものを。
ドアの裏側から突如現れた影は扉を
ガッ、と開け広げ、私の背後に回ると
大きな手で口を塞いだのである・・!
「・・・・!」
体が凍りついた。背中に
ツン・・! と、何か突きつけられて。
( 何が目的・・? )
影の手は後ろから胴体に回り、力づくで
そのまま家の中に下がろうとする。
お金なんか、ウチにない。
よくある・・まさか・・?
「声を出すな」
( 嘘・・・! )
無情にも
ドアがバタン・・と閉められた。