ダカラ、my girl♥
解ってるけど・・カレシらしく
キスして貰いたかったかな・・って
目覚めにそう思ったんだ・・。
「どうしようかな。」
「ん、何が?」
家を出ようと、靴を履いていると
彼が唐突にそう呟いた。
「やり直し・・させて?」
「え? あ、んっ・・」
やり直すって・・キスのこと?
朝からそんな濃厚な・・!
「っ・・!」
ど・・! あッ・・、唇割るなんて・・!
ピチャ、なんて音に
チュクッ、って音に
しっとり絡む舌に感じてしまう・・!
頬を掬い取る手が撫でる様に動けば
更にもう・・だめ・・。
「んあっ・・・。」
「・・っと・・ねえ? 機嫌・・、直してよ・・」
力抜けて、腕に落ちた私を抱きすくい、
耳元で静かに囁くなんて・・・ズルい。
もう顔が
トマトみたいに腫れてる気がする。
「な・・治ってるもん。」
「・・・本当に?」
「うん・・・本当・・。」
頭を撫で撫でされて・・
ベタベタに甘やかして。
これで機嫌直らない女がいる?
私が彼を見上げた途端、パッと放れ
パンツのポケットに手を突っ込みながら
何故か靴を脱いでる。
「・・粟国くん?」
「トイレ。」
「え、また?」
「男の事情なの・・! 待ってて。」
トイレのドアを開けた彼が
笑いを堪えた顔でそう言った。
「・・・。」
ウソ、粟国くんも・・?
もしかして、夕べ
ケロリと切り替わったのは
やっぱり・・同じ理由だったから?
( キスで我慢してくれたんだ )
だから・・自転車を漕ぎ出す前に言ったの。
「あの・・ゴメンね?」
「・・・・。」
すると黙視の後、
突然、猛スピードで立ちこぎして行った。
「あ・・! どうしたのっ!?」
「僕は親父とは違うっ!!!!」
「えっ?」
「来るなー! 今来ちゃダメだーっ!!」
「あ。・・・マタ?」
そんな彼に空を彷徨う呼び止める手。
今日は・・
新たな彼の一面を観た気がする。
今見てるのは遠ざかる彼の背中だけど。
粟国くん・・・私、頑張ってヤセるね?
キスして貰いたかったかな・・って
目覚めにそう思ったんだ・・。
「どうしようかな。」
「ん、何が?」
家を出ようと、靴を履いていると
彼が唐突にそう呟いた。
「やり直し・・させて?」
「え? あ、んっ・・」
やり直すって・・キスのこと?
朝からそんな濃厚な・・!
「っ・・!」
ど・・! あッ・・、唇割るなんて・・!
ピチャ、なんて音に
チュクッ、って音に
しっとり絡む舌に感じてしまう・・!
頬を掬い取る手が撫でる様に動けば
更にもう・・だめ・・。
「んあっ・・・。」
「・・っと・・ねえ? 機嫌・・、直してよ・・」
力抜けて、腕に落ちた私を抱きすくい、
耳元で静かに囁くなんて・・・ズルい。
もう顔が
トマトみたいに腫れてる気がする。
「な・・治ってるもん。」
「・・・本当に?」
「うん・・・本当・・。」
頭を撫で撫でされて・・
ベタベタに甘やかして。
これで機嫌直らない女がいる?
私が彼を見上げた途端、パッと放れ
パンツのポケットに手を突っ込みながら
何故か靴を脱いでる。
「・・粟国くん?」
「トイレ。」
「え、また?」
「男の事情なの・・! 待ってて。」
トイレのドアを開けた彼が
笑いを堪えた顔でそう言った。
「・・・。」
ウソ、粟国くんも・・?
もしかして、夕べ
ケロリと切り替わったのは
やっぱり・・同じ理由だったから?
( キスで我慢してくれたんだ )
だから・・自転車を漕ぎ出す前に言ったの。
「あの・・ゴメンね?」
「・・・・。」
すると黙視の後、
突然、猛スピードで立ちこぎして行った。
「あ・・! どうしたのっ!?」
「僕は親父とは違うっ!!!!」
「えっ?」
「来るなー! 今来ちゃダメだーっ!!」
「あ。・・・マタ?」
そんな彼に空を彷徨う呼び止める手。
今日は・・
新たな彼の一面を観た気がする。
今見てるのは遠ざかる彼の背中だけど。
粟国くん・・・私、頑張ってヤセるね?