ダカラ、my girl♥
僕は露骨に彼との身長差を手で示しながら
こう言ったんだ。
「ハルト・・時間の流れを感じるだろ?
もう目を覚ましてもいい頃だよ。」
その間に確実に僕は
君より約15センチは背が高くなったしね。
「マリエの事はもうキレイさっぱり
忘れたんだ? 僕はてっきり君が
奪ってるだろうと思ってたのに。」
「・・彼女はお前を待ってたんだ。
それより、大人しくしてないと莫大な
寄付金を払ってる親父さんに悪くない?」
コイツはいい所のお坊ちゃん。
再婚を繰り返す父親に飽きがきてる。
次々変わる継母に随分と甘やかされ
我がまましたい放題に育った男である。
「ふふ、
相変わらず可愛らしいお前のママは
随分とご活躍みたいだな・・おっ・・!」
さすがにカっとなり、
有無言わさず胸倉をつかんで
足ブラブラと浮かせて吊るした。
脳裏に蘇る、
己の過去の失態に腹が立ったのだ。
「昔の様には行かないよ・・?
IQが少しは高いなら良く考えろ・・。」
「ああ、そんな凶悪な本性が大好き
だったのに変わってないな、・・・・・?」
「・・・・・・。」
一度、ストンと降ろしてやると
僕は奴の両手首を取って・・。
「ああああっ!」
「昔の様には
行かないと言っただろうがっ!」
僕は力任せに奴を持ち上げたのだ。
・・・久々に奴の悲鳴を聞いた。
「・・・あれ、早かったね?」
自転車置き場で待っていた
彼女の元に早々に戻って来た。
「ああ、別に積もる話もないし。」
「そんなに
慌てなくても良かったのに・・。」
「・・とんでもないよ。」
息切れしてる僕を見てそう言うのだ。
まさか奴を
逆・ジャイアント・スウィングで
数十回ほど回しに振り回し、廊下の壁に
放置して去って来たとは・・言えない。
当分はグルグル・バット状態で
立てないだろうと思われる。
「理香子め~、二泊する気だ・・。」
自宅に帰ってくるとやっぱり妹さんは
帰ってなくて、丁度メールが入ったらしい。
「じゃ、晩ごはんは2人分だね。」
こう言ったんだ。
「ハルト・・時間の流れを感じるだろ?
もう目を覚ましてもいい頃だよ。」
その間に確実に僕は
君より約15センチは背が高くなったしね。
「マリエの事はもうキレイさっぱり
忘れたんだ? 僕はてっきり君が
奪ってるだろうと思ってたのに。」
「・・彼女はお前を待ってたんだ。
それより、大人しくしてないと莫大な
寄付金を払ってる親父さんに悪くない?」
コイツはいい所のお坊ちゃん。
再婚を繰り返す父親に飽きがきてる。
次々変わる継母に随分と甘やかされ
我がまましたい放題に育った男である。
「ふふ、
相変わらず可愛らしいお前のママは
随分とご活躍みたいだな・・おっ・・!」
さすがにカっとなり、
有無言わさず胸倉をつかんで
足ブラブラと浮かせて吊るした。
脳裏に蘇る、
己の過去の失態に腹が立ったのだ。
「昔の様には行かないよ・・?
IQが少しは高いなら良く考えろ・・。」
「ああ、そんな凶悪な本性が大好き
だったのに変わってないな、・・・・・?」
「・・・・・・。」
一度、ストンと降ろしてやると
僕は奴の両手首を取って・・。
「ああああっ!」
「昔の様には
行かないと言っただろうがっ!」
僕は力任せに奴を持ち上げたのだ。
・・・久々に奴の悲鳴を聞いた。
「・・・あれ、早かったね?」
自転車置き場で待っていた
彼女の元に早々に戻って来た。
「ああ、別に積もる話もないし。」
「そんなに
慌てなくても良かったのに・・。」
「・・とんでもないよ。」
息切れしてる僕を見てそう言うのだ。
まさか奴を
逆・ジャイアント・スウィングで
数十回ほど回しに振り回し、廊下の壁に
放置して去って来たとは・・言えない。
当分はグルグル・バット状態で
立てないだろうと思われる。
「理香子め~、二泊する気だ・・。」
自宅に帰ってくるとやっぱり妹さんは
帰ってなくて、丁度メールが入ったらしい。
「じゃ、晩ごはんは2人分だね。」