ダカラ、my girl♥
「・・・今のそれ、本心? 」


怒ったかにも見える真剣な顔に
少々退いた。


「聞かれたから
ちゃんと答えたのにい~・・。」

「ぷ、ふふっ・・。
そんな風に云われたら僕もOKしたかも。」


( ああ、ビックリしたよ・・。)


「もう・・からかって・・。」


でも・・粟国くんってCOOL。
クラスの男子とはベツモノだわ・・。

コビとかアイソとか全然ないし。


「そういや、名前、何て言うんだっけ?」

「あ・・ヒドっっ! もー・・覚えてよ?
《クラモチ・コユキ》だって。」

「コユキ・・小さな雪?」


私はバッグから
パソコンで作った自作の名刺を彼に見せた。


「古い幸せって書くんだ・・。」

「変でしょ?」

「どうして? 素敵な名前じゃない。
あれ・・それ、くれるんじゃなかったの?」


直そうとした名詞を彼が指差した。

まさか・・それってコレ???

この私の名詞デスカ?







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