ダカラ、my girl♥
そんな事
言われるなんて思わなかったから。
慌てて出して"あげる"って差し出した。
携帯の番号、メアドが書いてある。
「そんなので良かったら・・!」
「有難う、こんなの貰ったの初めて。」
彼は暫くそれを見つめて
シャツの胸ポケットに差込んでいた。
皆、恐れ多くて
粟国くんに渡せないだけの様な気がする。
でも私が第一号なんて嬉しい・・カモ。
所詮、彼にとっては
話のツイデのことなんだろうけど?
「私ンち、あそこなの。」
「なんだ、案外近いね。」
家の前、
向かい合うカタチで彼女は頭を下げた。
ポケットに入れていた手を出して、
彼も軽く腰を折る。
「今日は本当に有難う。
助けて貰って、ご馳走にまでなって・・。」
「もう、あんまり無理しないで・・ね。」
「うん・・お・・。」
私のほっぺを
手の平が掬う様にぺたぺたと触れてった。
「じゃね、古幸さん。また明日。」
「あ・・・うん。気をつけて・・。」
暫く歩いてから振り向いた彼が
バーイ・・と片手を振っている。
彼の姿が見えなくなるまで見送り・・
「今・・古幸さんって・・言ったよね?」
今だけの事だからかな・・?
勝手にどきどきしてる私。
言われるなんて思わなかったから。
慌てて出して"あげる"って差し出した。
携帯の番号、メアドが書いてある。
「そんなので良かったら・・!」
「有難う、こんなの貰ったの初めて。」
彼は暫くそれを見つめて
シャツの胸ポケットに差込んでいた。
皆、恐れ多くて
粟国くんに渡せないだけの様な気がする。
でも私が第一号なんて嬉しい・・カモ。
所詮、彼にとっては
話のツイデのことなんだろうけど?
「私ンち、あそこなの。」
「なんだ、案外近いね。」
家の前、
向かい合うカタチで彼女は頭を下げた。
ポケットに入れていた手を出して、
彼も軽く腰を折る。
「今日は本当に有難う。
助けて貰って、ご馳走にまでなって・・。」
「もう、あんまり無理しないで・・ね。」
「うん・・お・・。」
私のほっぺを
手の平が掬う様にぺたぺたと触れてった。
「じゃね、古幸さん。また明日。」
「あ・・・うん。気をつけて・・。」
暫く歩いてから振り向いた彼が
バーイ・・と片手を振っている。
彼の姿が見えなくなるまで見送り・・
「今・・古幸さんって・・言ったよね?」
今だけの事だからかな・・?
勝手にどきどきしてる私。