ダカラ、my girl♥
入って来たのは粟国くんだ。
ゆっくりとした足取りで歩いてくる。
背が高いし、雰囲気が違うから
他の男の子が中坊に見えちゃうな・・。
ふと彼が視線を上げた所で
私たちと目が合った。
その瞬間となりでミイちゃんたら
私の持っていた腕を「ぎゅぅ」。
「イタタ! ミイちゃんって!」
「お早う。古幸さん。」
「粟国くん、おはよ・・。イッ・・。」
彼を見上げて更に私の腕を握り締める
ミイちゃんのその手を無理やりはがした。
粟国くんは靴を履き替えた後、
目を見開いてしまってる彼女を見て訊ねた。
「彼女も・・同じクラスのコ?」
「そうだよ、三池成美さん。」
「三池さんもお早う・・あ、そうだ。
これ、もう持ってるかも知れないけど。」
「え?」
彼がバッグから
袋に入った本を渡してくれた。
その場で中身を見てみると
さほど分厚くない雑誌・・?
「わあ・・カロリーブック?」
「そう・・良かったら使って。
僕はもう使わない物だから。」
「嬉しい、買おうと思ってたの!」
「それでがんばってよ。」
「有難う・・!」
小さく首を振って微笑み、
廊下をまたゆっくりと歩いて行った。
「・・・コユキ・・周り・・。」
「えっ?あ・・・・。」
気が付けば周りのコ達がポカーンと
私達を見てる。
粟国くんが
女の子と話すってそんな珍しいんだ・・。
「ぷっ・・見て、
町田の彼女のあの顔。虫入るって。」
ゆっくりとした足取りで歩いてくる。
背が高いし、雰囲気が違うから
他の男の子が中坊に見えちゃうな・・。
ふと彼が視線を上げた所で
私たちと目が合った。
その瞬間となりでミイちゃんたら
私の持っていた腕を「ぎゅぅ」。
「イタタ! ミイちゃんって!」
「お早う。古幸さん。」
「粟国くん、おはよ・・。イッ・・。」
彼を見上げて更に私の腕を握り締める
ミイちゃんのその手を無理やりはがした。
粟国くんは靴を履き替えた後、
目を見開いてしまってる彼女を見て訊ねた。
「彼女も・・同じクラスのコ?」
「そうだよ、三池成美さん。」
「三池さんもお早う・・あ、そうだ。
これ、もう持ってるかも知れないけど。」
「え?」
彼がバッグから
袋に入った本を渡してくれた。
その場で中身を見てみると
さほど分厚くない雑誌・・?
「わあ・・カロリーブック?」
「そう・・良かったら使って。
僕はもう使わない物だから。」
「嬉しい、買おうと思ってたの!」
「それでがんばってよ。」
「有難う・・!」
小さく首を振って微笑み、
廊下をまたゆっくりと歩いて行った。
「・・・コユキ・・周り・・。」
「えっ?あ・・・・。」
気が付けば周りのコ達がポカーンと
私達を見てる。
粟国くんが
女の子と話すってそんな珍しいんだ・・。
「ぷっ・・見て、
町田の彼女のあの顔。虫入るって。」