ダカラ、my girl♥
「ったくぅ・・高校生が二日酔い?」

「・・・バレましたか。あ、どうも。」


先生に手渡されたは胃腸薬と
グラスの冷たい水。

それを流し込んだらペットボトルで
また水を継ぎ足してくれた。


「イケナイ子ね、どんな
年上のお姉さんとお付き合いしてるの?」

「いいえ? よくあるでしょう?
両親の晩酌に付き合わされたとか。」

「それにしたって度があるでしょ?
黙っててあげるからホドホドにね。」

「ええ。」


参ったな、どうしてそう

"年上のお姉さん"って断定できるんだ。


「眼鏡預かっとくわ。貸して。」

「・・・あ。はい。」

「気分が落になるまで寝てなさい。」


保健室で寝るなんて何年ぶりだろう。

僕はそれを考えながら眼鏡を外した。

先生は手を出したまま・・


「・・・・・。」

「・・先生?」


僕、もしかして顔に何かついてます?

思わず両手の平で顔中を擦ってみる。


「・・あっ・・! じゃー、預かるから。
いいこと? 安静にねッッ。」


「はあ。」


カーテンを閉めたツモリが
隣のカーテンまで引っ張ってるよ。

先生、意外とドジだな・・。

横になってふと見た隣に先客?

髪の長い女の子の横から見る寝顔。


あんまり見たら失礼だな。

反対向いて寝てよっと・・。



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