ダカラ、my girl♥
その夜。

「理香子ー、お風呂空いたよー?」

ジムや買い物でクタびれた体を解そうと
お風呂からあがったところだった。

冷蔵庫からノンカロリーのコーラを
一本取り出し、二階へあがろうとしたら。


「そうなの・・、ヘンでしょー?」


妹が誰かと電話してる。

いつもに増してテンション高い。


「でね? 今日なんか自分でキャベツと
自転車買って来たんだよ? ナニって感じ。」


「・・・( ̄□ ̄;)!!」


誰と喋ってるの・・!?

私は慌てて妹を探した。


「理香子っ???」

「あ、やばっ。
じゃ、お姉ちゃんと変わるね?」


がちゃっ。

トイレのドアが開いて
ニュッと携帯を持った手だけが出てきた。


「粟国ってヒトから電話。」


・・・・私の携帯じゃん。

って云うか、便器に座りながら
喋らないで欲しかった・・・。


「もしもし・・・、ごめんね?
カナリ、うるさかったでしょう。」


『・・いや、大丈夫だよ? それより、
今日はこっちこそゴメンね?』


良かった、すっかり元気そうで。

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