ダカラ、my girl♥
ピンポーン・・・。
ギクリとした私を知らず
母と妹が顔を見合わせていた。
「あら・・? 」
「誰だろ。」
私は慌てて
トーストの残りを口に押し込んだ。
「・・行ってきます!」
玄関に向かいながら心に思う。
もし夢みたいな事になったら
粟国くんを嫌いになろうって。
ただし、出来るかどうかは別として。
「お早う・・。」
「お早う、それ? いいじゃない。」
「・・・・うん・・。」
周りを伺うようにして出て行くと
キョロキョロと彼の周りに
誰かいないか確かめてる挙動不審。
だけとそこには
シンプルな黒のバック・パックを
背負って立っている粟国くんのみ。
「・・どうしたの? 他に誰か来る?」
「あ、ううん、まさか。」
門から自転車を出そうとすると
玄関のドアが弾けて開いた。
「あッ・・」
「あーっ! やっぱり、そーだったんだぁ!
粟国さんでょ? お早うございまーす!」
「お早う、昨日話してた妹さんだね。」
「お姉ちゃん、ズルーい! だったら・・」
また朝から始まった・・・五月蝿い。
何で云ってくれなかったのよとか、
誘ってよとか、ブーブー、キーキーと。
( アンタ、学校違うじゃん )
「・・賑やかな人だね。」
「はは・・。」
やっと二人で走り出す事が出きて一安心。
彼は言葉を選ぶ人だ。
私が恐れていた
妹への感想もそれだけだった。
「いい天気で良かったな・・。
風が気持ちいいー・・・。」
そう云って風に吹かれるまま
気持ち良さそうに微笑む彼が眩い。
粟国くんがシティバイクに乗ると
脚の長さが目立って
行き交う人が皆、彼を見ていくよ。
きっと、これで
自転車通学する男の子が増えるね。
サマになってて・・
そのままCMに使えそうな位、格好イイ・・。
今朝の夢が
夢で良かったとシミジミ思うのだ。
「あれ・・・!」
ギクリとした私を知らず
母と妹が顔を見合わせていた。
「あら・・? 」
「誰だろ。」
私は慌てて
トーストの残りを口に押し込んだ。
「・・行ってきます!」
玄関に向かいながら心に思う。
もし夢みたいな事になったら
粟国くんを嫌いになろうって。
ただし、出来るかどうかは別として。
「お早う・・。」
「お早う、それ? いいじゃない。」
「・・・・うん・・。」
周りを伺うようにして出て行くと
キョロキョロと彼の周りに
誰かいないか確かめてる挙動不審。
だけとそこには
シンプルな黒のバック・パックを
背負って立っている粟国くんのみ。
「・・どうしたの? 他に誰か来る?」
「あ、ううん、まさか。」
門から自転車を出そうとすると
玄関のドアが弾けて開いた。
「あッ・・」
「あーっ! やっぱり、そーだったんだぁ!
粟国さんでょ? お早うございまーす!」
「お早う、昨日話してた妹さんだね。」
「お姉ちゃん、ズルーい! だったら・・」
また朝から始まった・・・五月蝿い。
何で云ってくれなかったのよとか、
誘ってよとか、ブーブー、キーキーと。
( アンタ、学校違うじゃん )
「・・賑やかな人だね。」
「はは・・。」
やっと二人で走り出す事が出きて一安心。
彼は言葉を選ぶ人だ。
私が恐れていた
妹への感想もそれだけだった。
「いい天気で良かったな・・。
風が気持ちいいー・・・。」
そう云って風に吹かれるまま
気持ち良さそうに微笑む彼が眩い。
粟国くんがシティバイクに乗ると
脚の長さが目立って
行き交う人が皆、彼を見ていくよ。
きっと、これで
自転車通学する男の子が増えるね。
サマになってて・・
そのままCMに使えそうな位、格好イイ・・。
今朝の夢が
夢で良かったとシミジミ思うのだ。
「あれ・・・!」