ダカラ、my girl♥
「そうそう、ダイエットしている事は
出来れば内緒にした方がいいよ?」
寄り道した公園で
スポーツ飲料を飲みながら僕らは
ベンチに座ってお喋りしていた。
古幸さんは隣で
キョトンとした顔で目をパチクリしてる。
「どうして?」
帰り道、僕は今朝のことを古幸さんに
聞かれてそれを思い出したんだ。
「ダイエットの敵は自分との戦い、
そして第二の敵は同性の友達って事。」
女性の場合は得にそうだと
かつて玲子さんが云っていた。
ダイエット中と知っていて
ケーキをお土産に持ってきたり
飲みに誘って断ると
付き合いが悪いと責められるとか。
「・・友達同士だと、甘くなるでしょ?
"一個ぐらい大丈夫だよ"とかってさ。」
「あー・・そう云えばあったかも。」
過去の失敗を思い起こして
古幸さんは二度頷いてる。
彼女の場合、素直に
云っちゃってるんだろうなとは思った。
甘い誘惑が毎日少しずつ重なって
せっかく消費したカロリーもイミナシ。
結局は
そのヒトクチの重みを考えないから
"こんなに頑張ってるのに痩せない"
って・・挫折しちゃうんだ。
「そう云う所から失敗しちゃうからね。」
こんな事は彼女に言えないが
それは殆ど、痩せて行く友達に対して
芽生えてくる・・女のやっかみだった。
さりげなく邪魔してくるんだろう。
「だから、皆には内緒、ね?」
「うん・・、そうする・・!」
彼女が素直な人でホッとする。
本当はもう1つ理由があったのだ。
人に聞かれて、彼女の口から
"粟国くんに協力して貰ってるから"
そう人には言って欲しくなかったんだ。
勿論、恥かしいから。とかじゃない。
これこそ、僕だけの秘密だ。
出来れば内緒にした方がいいよ?」
寄り道した公園で
スポーツ飲料を飲みながら僕らは
ベンチに座ってお喋りしていた。
古幸さんは隣で
キョトンとした顔で目をパチクリしてる。
「どうして?」
帰り道、僕は今朝のことを古幸さんに
聞かれてそれを思い出したんだ。
「ダイエットの敵は自分との戦い、
そして第二の敵は同性の友達って事。」
女性の場合は得にそうだと
かつて玲子さんが云っていた。
ダイエット中と知っていて
ケーキをお土産に持ってきたり
飲みに誘って断ると
付き合いが悪いと責められるとか。
「・・友達同士だと、甘くなるでしょ?
"一個ぐらい大丈夫だよ"とかってさ。」
「あー・・そう云えばあったかも。」
過去の失敗を思い起こして
古幸さんは二度頷いてる。
彼女の場合、素直に
云っちゃってるんだろうなとは思った。
甘い誘惑が毎日少しずつ重なって
せっかく消費したカロリーもイミナシ。
結局は
そのヒトクチの重みを考えないから
"こんなに頑張ってるのに痩せない"
って・・挫折しちゃうんだ。
「そう云う所から失敗しちゃうからね。」
こんな事は彼女に言えないが
それは殆ど、痩せて行く友達に対して
芽生えてくる・・女のやっかみだった。
さりげなく邪魔してくるんだろう。
「だから、皆には内緒、ね?」
「うん・・、そうする・・!」
彼女が素直な人でホッとする。
本当はもう1つ理由があったのだ。
人に聞かれて、彼女の口から
"粟国くんに協力して貰ってるから"
そう人には言って欲しくなかったんだ。
勿論、恥かしいから。とかじゃない。
これこそ、僕だけの秘密だ。