ダカラ、my girl♥
「・・・古幸さん?」
「倉持・・・・!」
「目ェ覚ました!」
「バカ! ナースコールだっての!」
無機質な白い天井に・・粟国くん???
私の頬に掛かりそうな髪を払い除けた
いつもの優しい手、その眼差しは
ぼんやりと怒っているかに見えた。
そして覗き込む・・皆。
オカシクない? 上下逆じゃん。
私、机にうつ伏せてたよね・・?
「・・・・。」
どっちが夢・・?
ナースが入ってきて
点滴の様子を覗っている。
こっちがリアルなんだろう。
「コユキ・・・ぃ・・。」
「ミイちゃん・・?」
「・・・気を失ってたのよ。」
何故か泣き腫らした目の彼女と
保健の先生まで一緒とは。
寝たまま気を失ったのだろうか。
先生はホーっとため息で
乱れた髪を掻きあげている。
「血圧は下がってるわ瞳孔は開いてるわ、
ノーマイカー・デーだってのに
事故渋滞で救急車は来ないわ・・散々よ。」
「粟国くんが肩揺らしてもさー?」
「ゼンゼン起きねぇんだし!」
"古幸さん・・!?"
「あぁ、マジ大騒ぎだったぜ。」
一時間目は情報処理の授業で
女の先生だった。
うろたえて、何もできないで
保健の先生を呼びに行ったそうだ。
私はてっきり
こんな状況になってしまった事を
問い詰められるかと思ってたが・・
誰1人ともその事には触れず
ただ安心しただの、良かっただのと。
「さー皆! 点滴も長いから私たちは
学校に戻るわよ? 倉持さん、
また様子見に来るから大人しくね?」
「じゃ・・・。」
やっぱり彼は怒っているんだ。
私が頷くのを見ると
素っ気なくイスを立ち
先頭で・・皆と一緒に出て行った。
急に静かになったと思ったのに
ソー、とドアが静かに開く。
そこから顔だけ出したのは江崎くんだ。
「・・・粟国に礼を言っとけよ?」
「え・・・。」
「倉持・・・・!」
「目ェ覚ました!」
「バカ! ナースコールだっての!」
無機質な白い天井に・・粟国くん???
私の頬に掛かりそうな髪を払い除けた
いつもの優しい手、その眼差しは
ぼんやりと怒っているかに見えた。
そして覗き込む・・皆。
オカシクない? 上下逆じゃん。
私、机にうつ伏せてたよね・・?
「・・・・。」
どっちが夢・・?
ナースが入ってきて
点滴の様子を覗っている。
こっちがリアルなんだろう。
「コユキ・・・ぃ・・。」
「ミイちゃん・・?」
「・・・気を失ってたのよ。」
何故か泣き腫らした目の彼女と
保健の先生まで一緒とは。
寝たまま気を失ったのだろうか。
先生はホーっとため息で
乱れた髪を掻きあげている。
「血圧は下がってるわ瞳孔は開いてるわ、
ノーマイカー・デーだってのに
事故渋滞で救急車は来ないわ・・散々よ。」
「粟国くんが肩揺らしてもさー?」
「ゼンゼン起きねぇんだし!」
"古幸さん・・!?"
「あぁ、マジ大騒ぎだったぜ。」
一時間目は情報処理の授業で
女の先生だった。
うろたえて、何もできないで
保健の先生を呼びに行ったそうだ。
私はてっきり
こんな状況になってしまった事を
問い詰められるかと思ってたが・・
誰1人ともその事には触れず
ただ安心しただの、良かっただのと。
「さー皆! 点滴も長いから私たちは
学校に戻るわよ? 倉持さん、
また様子見に来るから大人しくね?」
「じゃ・・・。」
やっぱり彼は怒っているんだ。
私が頷くのを見ると
素っ気なくイスを立ち
先頭で・・皆と一緒に出て行った。
急に静かになったと思ったのに
ソー、とドアが静かに開く。
そこから顔だけ出したのは江崎くんだ。
「・・・粟国に礼を言っとけよ?」
「え・・・。」