ダカラ、my girl♥
プァァァン・・
「「 ・・・! 」」
バス停を目前にしたその時、
後ろからクラクションが鳴った。
振り返る僕らの方に派手な赤いBMW?
ピカピカの新車の窓が開く・・
想像通り、
30はいってる水商売系の女性。
途端に不機嫌そうに舌打ちする彼女。
「真美ちゃん、今帰り?
良かったら一緒に乗っていかない?」
「・・イラネェ、見た通りだよ。
今日は帰らねエから。」
「・・・!?」
そう言うと僕の腕をグイと取り、
バス停を通り過ぎようとするのだ。
「・・・そ。」
女が冷笑をチラつかせる。
彼女はスイとその車が走り去るのを
睨み付けて口を歪ませていた。
またバス停に戻ると時間表を覗き込み
彼女の指は駅の方面を辿っている。
「・・・悪い、利用して。」
「あれは?」
「オヤジの愛人・・つうか後妻候補?
家に泊まりに来やがんのさ。」
よくある話っぽい。
だから父親が嫌いなんだろう。
父親の"男"を見たくなかったんだ。
"女"である母を見たくなかった、
僕と同じ・・。
「家に帰らないって・・どうするの?」
「ああ、ネカフェにでも泊まるよ。
あそこならシャワーも着いてるしね。」
「・・・・。」
女性専用って訳じゃないだろ、
それって危なくないのかな・・?
そう心配しているウチに
駅方面のバスが到着、
列に並んだ彼女が手を上げた。
「・・・じゃあね。」
ステップを踏もうとする彼女の脚。
フレアの短すぎるミニスカート。
「・・・・わっ!?」
僕は思わず彼女の手を引いて
バスから引っ張り降ろしていた。
ドアの閉まるブザーが鳴る。
唖然と僕の顔を見てる鬼無さん。
発車のエンジン音がすると
風が吹き抜けた。
「やっぱり、それは良くないよ。」
バス停には僕ら二人だけが残った。
「「 ・・・! 」」
バス停を目前にしたその時、
後ろからクラクションが鳴った。
振り返る僕らの方に派手な赤いBMW?
ピカピカの新車の窓が開く・・
想像通り、
30はいってる水商売系の女性。
途端に不機嫌そうに舌打ちする彼女。
「真美ちゃん、今帰り?
良かったら一緒に乗っていかない?」
「・・イラネェ、見た通りだよ。
今日は帰らねエから。」
「・・・!?」
そう言うと僕の腕をグイと取り、
バス停を通り過ぎようとするのだ。
「・・・そ。」
女が冷笑をチラつかせる。
彼女はスイとその車が走り去るのを
睨み付けて口を歪ませていた。
またバス停に戻ると時間表を覗き込み
彼女の指は駅の方面を辿っている。
「・・・悪い、利用して。」
「あれは?」
「オヤジの愛人・・つうか後妻候補?
家に泊まりに来やがんのさ。」
よくある話っぽい。
だから父親が嫌いなんだろう。
父親の"男"を見たくなかったんだ。
"女"である母を見たくなかった、
僕と同じ・・。
「家に帰らないって・・どうするの?」
「ああ、ネカフェにでも泊まるよ。
あそこならシャワーも着いてるしね。」
「・・・・。」
女性専用って訳じゃないだろ、
それって危なくないのかな・・?
そう心配しているウチに
駅方面のバスが到着、
列に並んだ彼女が手を上げた。
「・・・じゃあね。」
ステップを踏もうとする彼女の脚。
フレアの短すぎるミニスカート。
「・・・・わっ!?」
僕は思わず彼女の手を引いて
バスから引っ張り降ろしていた。
ドアの閉まるブザーが鳴る。
唖然と僕の顔を見てる鬼無さん。
発車のエンジン音がすると
風が吹き抜けた。
「やっぱり、それは良くないよ。」
バス停には僕ら二人だけが残った。