blue part2


「ナオ?」




やっとしゃべってくれた。




「何?」







「あったかい…。」





吐息とともに耳元で言われ、アルも私を抱きしめた。







「アルもあったかいよ。」






体を預けて、アルにさらに密着する。





アルの髪があたって少しくすぐったい。

あっ…。
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