blue part2
「…モデルは…嫌いなんだ。」








ヨーリがこっちを向くのが分かる。





でも月とは違う、





太陽で元気よくキラキラ光るアンクレットから





目が離せなかった。





「モデルは私の中でするのが当たり前…日常茶飯事だったんだ。だから嫌いでも日常茶飯事だからやっていた。」




やらないといけない。







誰が義務付けしたわけでもないのに、





「葵行くわよ。」





そう呼ばれると、





何も言えなくなった。
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