blue part2
「アル、ナオは病人なんだからあまり無理させちゃダメよ。」






「はーい。」







ほっぺたをつついたまま返事をする少年。





アルって言うんだ…。






やはり外国人かと、納得していた。








「ナオ、その子よろしく。ワタシは食事の準備するから。」






「あっはい。ありがとうございます。」






ニコッと笑ってドアを閉めた。







「少年はアルって言うの?」






首を傾げてツンツンつつく少年。







肩をすくめてつつくのを見守った。








あっ、そういえば…。







「私の携帯どこある?」
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