blue part2
「立、目立つから離して。」







「あっ、ごめん。」







ゆっくり鞄が解放される。






笑えるだろ。
当たり前の事したんだから。








「何もないよ。青と私には。立は心配症なだけだよ。」







「尚…。」







ごめんね立…。



当たり前って結構キツいよ。





だから、言えない。

言ったらさ…これからが頑張れないからね…。






「じゃあ、帰ろ。」








「無理しても何もないよ尚。」







あるよ…。





青が幸せになるんだ。




それを望みになるようにならなきゃな。
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