blue part2
「用事か何か?」






「今から暇?」







「まあな。」





「なら今から、オレに付き合ってくれる?」







「どこに?」





「あまり良いところではないよ。」







それ言われて行きたいっていう人いるのかな?





まあ、アルがわざわざ会いに来てくれて嬉しいし。




「分かった。着替えてくるから上がりな。」






「うん。」






鍵を開けて中に入る。






アルの足音に楽しみな気持ちが出ていた。





「シンプルイズベストな感じだな。」






「まあな。」






あまり、ものを置くのを好まない私。






「オレ好きだな。」







リビングに足を運ぶアル。





確かに、アルの部屋に似ているかもね。





適当に着替え、ゆっくりせずにアルに引っ張られて外に出る。






時間がないらしいが、ちゃんと全部の部屋を探検をした。





手を握りしめられるのは久しぶりで、自然に握られた時はビックリした。



でも、アルだからかな。




安心したんだ。
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