blue part2
至近距離の範囲に入り、さすがに後ずさりする。






「ナオー奥に行こ。」






「ナオ…。」










私の手をアルが握った瞬間。







「葵!」





部屋中に響く声。





アルはうるさそうに耳を塞いだ。






「お久しぶりです…カナエさん。」






一応挨拶はしといたが、カナエさんは口をパクパクしたまんま。






「そんなに驚くことかな?」





アルは首を傾げて私を見る。







「突然辞めたからね。」
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