blue part2
「ヨーリ、なにしてんの?」





ヨーリの頭で見えない。




でもこの声は、




「アル…おかえり。」




挨拶を無視し足音がこっちに向かってきて、ヨーリを引き離す。





「こら、アル!人の抱擁をじゃましない。」





アルはヨーリの事を気にせず、私の後ろに周り腕を腰に巻きつける。



顎を私の肩において、舌をヨーリに見せつける。







アルの柔らかい髪がくすぐったくて首が少しすくむ。




「全く帰ってそうそうナオに甘えて…。」





「別にいいじゃん。」
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