お兄ちゃんと、秘密の恋。
少しの物音でも、びっくりしてしまう。
───だめだめ!
気にしない!
私は早々とシャワーを浴びることにした。
シャワーをあびると、さっきよりも気持ちが落ち着いた。
少し大きめのワイシャツと、ぶかぶかの黒いズボンを履いて、リビングへと向かう。
自分のパジャマを着たかったんだけど、あいにくと洗濯したばっかりで乾いていない。
しかたなく、かな兄のを借りた。
……借りたはいいんだけど……
おっきいよこれ……
ぶかぶかなんですけど……