お兄ちゃんと、秘密の恋。


い、いや、そうじゃなく!!

私はいつの間にかベッドの上に───かな兄の部屋のベッドの上にいて。


私の上にかな兄が覆い被さっていた。

えええ?!

「えっ、ちょっ、か、かな兄…?!」


「何?」


いや、何、じゃなく。


「え、と、その……どいてもらえます?」

「は?なんで?」

なんでって……恥ずかしいからだよぉぉ!!


< 6 / 19 >

この作品をシェア

pagetop