Glass slipper☩シンデレラボーイは甘く永遠に腹黒に☩

結婚して三カ月。

一緒に住み始めて三カ月。

悠里は相変わらず過保護かってほど私を大切に扱ってくれる。

家事は私がやりたいと申し出て私が主にやっているけど、私が遅い時や忙しい時は悠里も率先してやってくれる。

唯一の趣味だと言って私のスキンケアに時間を掛けるもの相変わらず。

都合を付けて送り迎えをしてくれるのも相変わらず。

結婚生活は結婚する前と相も変わらず順調過ぎる程順調。

“何も”変わらないの!!


正直に言えば最初の頃はちょっと期待してた。

私ってばこんな歳になっても未経験だし色々不安は尽きないけれども、興味がない訳じゃなくて……

いえ、寧ろ大いにあったりして…。

そうは言ってもいざその状況になったら緊張と不安で怯んじゃってたかもしれないけど、その点相手が悠里なら大丈夫だって変な確信もあるんだから。

でも悠里が私に手を出すような気配は一向にナイ。

…これって………


「川端君っ!!」

「ハイッ!?」

「男性から見た私の女としての魅力を是非教えて!」


もしや私に女としての魅力がナイからなの!?

この場合麗那さんは同性だし、店長は中間だし、まともな男性の意見を聴けるのは川端君のみ。

さぁ、川端君、男性代表としてバシッと言って!

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