Glass slipper☩シンデレラボーイは甘く永遠に腹黒に☩
03☩酒は飲んでも呑まれるな☩
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忙しい金曜日が終わって、家でまったり寛ぎタイム。
は~今週は疲れちゃったなぁ。
とは言ってもサボったから出社日数はいつもの週よりちょっと少ないんだけども。
一応月割り目標金額は達成した。
状況から推測するに丁度私と悠里のお買いものでクリアしたみたいで社員一同から褒められた。
意図したワケではないけども、これでサボった事はチャラ、…かな~?
テレビを付けて、大好きなココアを淹れて、お肌のお手入れ。
でも今日はラストだったから帰宅時間も遅かったし、明日もセール期間最後の週末で忙しいだろうし、早く寝なきゃね。
時計が正午を回り、テーブルを片付けて寝ようとした時玄関のチャイムが鳴った。
…こんな時間に、誰?
訝りながらも玄関まで行きスコープを覗く。
と、その先に見えたのは
「…須藤クン?」
須藤クンは悠里の同僚、というか…お友達だ。
歳も同じだし、同期だし会社で一番仲が良いらしい。
人当たりも愛相も良い悠里とはまるで正反対に、どちらかと言えばキリッとした男前さん。
一見厳しそうだし、冷たそうに見えるけど、礼儀正しいし、紳士的だしイイ人だ。
悠里と一緒にいる時に偶然一度…や、二度程会って挨拶を交わした程度だけど。
そんな須藤君が一体ウチに何の用なんだろ?